京都府八幡市、リユース太陽光パネル設置実証事業の結果を報告
2024年4月22日、八幡市はゼロカーボンシティと循環型社会形成の同時実現を目指す施策として、リユース太陽光パネルを設置し、発電量やパネルのコンディションをモニタリングする事業を実施し、実証結果を報告しました。
<実施概要>
●実証期間 :令和6年2月11日から3月29日
●事業場所 :八幡市立男山公民館(八幡市男山八望3-4)
●設備内容 :リユース太陽光パネル(7年使用)7kW(キロワット)、パワーコンディショナー4.95kWh(キロワットアワー)、発電量計測モニター
●活用方法 :発電した電気は施設で自家消費、余った電気は固定価格買取制度により売電
その結果、以下のようなことがわかったとのことです。
<検証結果>
・リユースパネルの発電性能に関しては実績発電量905.91kWhとなり、新品パネルの推定発電量合計911.97kWhに対して、約99%程度のため、リユースと新品で変わりがない結果となった。
・リユースパネル本体費用は、新品パネルと比較して、約70%の削減効果があり、事業費全体では、約15%程度の削減効果が⾒込まれた。低圧発電所ではなく、⾼圧発電所のような発電容量が多い発電所であれば、よりコスト削減効果が⼤きくなる。
・新品パネルの保証が20〜25年保証があるのに対して、一般的にリユースパネルには保証がないが、今回、3年の瑕疵保証があり、短期間ではあるが安心して導入できた。
・リユースパネルの導入については、長期間に渡って発電量を保証するという観点から、PPA事業(第3者所有)による⾼圧発電所での設置が望ましい。リユースパネルの設置に際して国の補助金等の活用が可能になれば、更なる導入が期待できる。
<参考URL>