ウエストHD：使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルの取組みを開始
株式会社ウエストホールディングス（広島県）と近畿電電輸送株式会社（大阪府）は、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する業務委託基本契約を締結しました。
日本国内では、太陽光発電の需要が増加しており、2030年には年間80万トンの太陽光パネルが廃棄されると予想されています。ウエストホールディングスは、これまでに69,000か所の太陽光発電所を施工しており、その出力は約300万kWに達します。近年の自然災害により、同社が施工した太陽光発電所でもパネルの破棄が増えており、その対応が急務となっています。
今回の契約により、ウエストホールディングスは、リサイクル・リユースの需要が発生した際に、近畿電電輸送にリサイクル業務を委託することになります。近畿電電輸送は、京都府八幡市にある自社の施設で、太陽光パネルのリサイクル設備「ReSola」を使用し、100％リサイクルを目指します。アルミフレームやガラス、バックシートなどの素材は、新たな資源として再利用される予定です。
全国で使用済太陽光パネル専用の処理施設が増える中、大規模な太陽光発電設備の開発・工事を行う上流側企業との提携する動向にも注目する必要があります。
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