カナダ:アルバータ州、PVパネルのリサイクルプログラム開発を開始
アルバータ州政府は、電子機器の廃棄物を埋立回避のためにリサイクルプログラムを拡大すると発表しました。
アルバータ州では、毎年多くの電子機器が使われていますが、その多くが使い終わると埋立地に捨てられてしまいます。
また、再生可能エネルギーの材料をリサイクルするための専用プログラムがカナダにはなく、将来、大きな問題になる可能性があります。
この問題を解決するため、アルバータ州政府はリサイクルプログラムを拡大する計画です。
来年からは、携帯電話、電動工具、電子レンジなど、500種類以上の電子機器が恒久的にリサイクルされるようになります。
さらに、カナダで初めて、太陽光パネルや電気自動車のバッテリー、風力タービンの部品のリサイクルプログラムも開始される予定です。この拡大により、アルバータ州のリサイクルシステムはカナダで最も包括的なものになるでしょう。
2025年4月1日からは、アルバータ州の電子機器リサイクルの試験プログラムが恒久的なものとなり、州全体でさらに多くの電子機器のリサイクルが可能になります。対象には、電動工具、庭仕事用の機器、小型家電、携帯電話、AV機器、楽器、ビデオゲーム機器、玩具などが含まれ、これらのアイテムは州内148か所の自治体にある365か所のリサイクル施設で回収されます。
アルバータ州のリサイクル管理当局のCEO、エド・グーゲンハイマー氏は、このプログラムの拡大によって新しい産業や雇用が生まれ、循環型経済の構築に貢献すると述べています。
<参考URL>
https://www.alberta.ca/release.cfm?xID=90822FB35BB96-AAE0-1955-FDD28F87C9CADD40