JA三井リース、リーテムと業務提携 太陽光パネル含むリユース・リサイクルを強化へ
2025年7月、JA三井リース株式会社およびJA三井リースアセット株式会社は、電子機器リサイクル大手の株式会社リーテムと業務提携契約を締結したと発表しました。本提携は、リース満了後の物件を対象としたリユース・リサイクルを通じて、環境負荷の低減と資源の有効活用を目的としたものです。
この協業の中には、太陽光パネルのリサイクルに関する取り組みも含まれており、使用済みパネルの適正な処理や再資源化が今後本格化する見通しです。
背景と展望
本提携では、以下の領域で三社が連携・協議を行うことが明記されています:
リース満了物件の再資源化プロセスの高度化とオペレーションの効率化
情報機器の安全な回収・データ消去と再利用支援
太陽光パネルなど各種物件のリユース・リサイクル推進
環境対応・法制度に関するセミナーの共同開催
その他、循環型社会の実現に向けたソリューション開発
現在、日本では太陽光パネルのリサイクルを義務化する制度の法制化が進行しており、発電設備を保有するリース会社にも、適切な廃棄・再資源化体制の構築が求められています。
今回の提携は、こうした制度動向を見据えたものであり、発電事業者への戦略的アプローチや環境配慮型リースモデルの確立に向けた重要な一歩と位置づけられます。
また、太陽光パネルに限らず、情報機器やオフィス設備などあらゆるリース資産に対して、「廃棄ゼロ」を前提とした持続可能なオペレーション体制の実現が期待されます。
https://www.jamitsuilease.co.jp/news/2025/0725.html