カナダ:太陽光パネルから銀を高効率回収、RZOLVが最大約90%の回収率を確認
【2026年3月18日 公開】
RZOLV Technologiesは、太陽光パネル由来の濃縮物から銀を回収する技術について、ベンチスケール試験の初期結果を発表した。
試験では、常温かつ撹拌条件下において、約1時間で約82%の銀抽出率を達成し、最終的に最大約89.8%の回収率を確認した。
また、最適化された試薬条件では、従来手法と比べて回収速度が大幅に向上し、従来約4時間を要していた回収プロセスを約1時間に短縮できる可能性が示された。
太陽光パネルのリサイクルでは、銀などの高付加価値材料の効率的な回収が経済性を左右する重要な要素となっており、今回の結果はリサイクル事業の収益性向上に寄与する可能性がある。
国際エネルギー機関(IEA)などによると、世界の太陽光パネル廃棄量は2050年までに6,000万〜7,800万トンに達すると予測されており、回収可能な資源価値は150億ドルを超える可能性がある。
同社は今後、さらなる試験やスケールアップを進め、実用化に向けた検討を加速するとしている。