J&T環境が太陽光パネルリサイクルについて、2021年度の事業化を目指す

JFEエンジニアリング(株)のグループ会社であるJ&T環境(株)が、太陽光パネルのリサイクルプラントによる実証試験を開始すると発表しました。2021年度の事業化を目指すとのことです。


日本における再生可能エネルギー(再エネ)の主力である太陽光発電は、2012年に固定価格買取制度(FIT)が導入されて以降、全国で導入が広がっていきました。しかし、太陽光パネルの製品寿命を迎える2030年以降には太陽光パネルの大量廃棄時代を迎えるといわれています。こうした背景から、①太陽光パネルの放置・不法投棄、②有害物質が流出・拡散、③最終処分場のひっ迫、が懸念されています。そのため、太陽光パネルの適正な廃棄をうながす取り組みが急務となっています。特に、最終処分場のひっ迫を緩和し、資源の有効活用を図るためには、太陽光パネルのリユース・リサイクルを促進する必要があると考えられています。

そうした中、2020年10月、JFEエンジニアリング(株)はグループ会社であるJ&T環境(株)が太陽光パネルのリサイクルプラントによる実証試験を開始すると発表しました。J&T環境は、環境コンサルティングから、収集運搬、中間処理、リサイクルまでトータルソリューション提供しています。太陽光パネル廃棄の課題解決に向け、試験プラントを北関東営業部構内(群馬県伊勢崎市)に構築し、実証試験に取り組んでいます。実証試験は2021年1月末まで行い、有効性の確認後、来年度からの事業化が予定されています。

J&T環境は、太陽光パネルの回収・破砕・分別などを行う他、アルミやガラスなどの有価物を回収するマテリアルリサイクルを目指し、使用済み太陽光パネルを適正に処理する技術の確立を目指しています。
構築する試験プラントは、パネルに使用されているガラスのほぼ全量について、よりリサイクル価値の高いカレット状での回収が可能ということです。カレット状とは破片のことで、これまでは粉砕状態になっていたためにリサイクル価値が低かったのですが、カレット状にすることで、従来の処理プラントと比較し高度なリサイクルが期待できます。


参考URL:
2018-07-24
2040年、太陽光パネルのゴミが大量に出てくる?再エネの廃棄物問題
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/taiyoukouhaiki.html

2020年10月27日
太陽光パネルのリサイクル事業、JEFエンジが2021年度に事業化へ
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2010/27/news057.html

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