水谷ケミカル、太陽光パネルリサイクルを開始

水谷ケミカル(愛知県飛鳥村、水谷真伸社長)は2023年1月、太陽光パネルリサイクル事業を開始しました。本社工場内に、未来創造(山形県米沢市)が販売する自動式アルミフレーム外し装置とコンベア式カバーガラス剥離装置を導入。処理能力は1日当たり約14トンとなる。ショットブラスト方式でガラスを剥離するため、パネルのメーカー・型式・形状・大きさを問わず、ルーフィット型や両面ガラス型も処理可能です。

パネルの回収範囲は愛知県・岐阜県、三重県を中心としたエリアに絞り、近隣の地域で発生した廃棄パネルの処理に努めます。

同社が開始した太陽電池モジュール(PVパネル)のリサイクル設備は、自動式の装置で統一しています。その理由は、少子高齢化が進む時勢に合わせて事業の継続性を上げるために、処理にかかる人件費削減を狙って初期投資を行ったためです。

実際にパネルを使ったテストでは、メーカーや型番などによってガラスの厚みに差があり、同じ自動処理でも適切な処理時間が異なることがわかったため、コンベヤの速度を調節することでバックシートを傷つけずにガラスを剥離しています。こうした実務に関わるデータを収集し、最低限の人員でスピード感のある自動処理が可能な体制を整えます。

 

<参考URL>

https://www.pv-recycle.com/2023/01/21/mizutani-chmical-launches-pv-recycling-operation/

https://www.nippo.co.jp/jk/ (1月23日号ダイジェストニュース)

 

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