経済産業省、第2回 蓄電池のサステナビリティに関する研究会を開催

経済産業省が2022年3月25日「第2回 蓄電池のサステナビリティに関する研究会」を開催しました。

リチウムイオン電池のリサイクルプロセス

⚫ リチウムイオンバッテリー2次電池のリサイクルプロセスには、主に乾式製錬+湿式製錬と 湿式製錬の2つの手法がある。
⚫ 無害化処理後の電池粉(ブラックマス)から熱処理により回収する乾式方法と薬剤により回収する湿式方式により、リチウムイオン2次電池(正極材)に必要なコバルト、ニッケル等を再生する。

出典:経済産業省

リユース・リサイクルにおける今後の課題

今後の議論として以下の3点が課題にあげられています。

1.使用済電池の回収力の強化

一つ目は使用済電池の回収力の強化です。これまで実態がよくわかっていなかったのですが、今回の経済産業省の調査において、解体後のバッテリーの流通経路として、約半数がリユースされ、約半数が処理されていることなどが明らかとなりました。なかでも一定量の蓄電池が海外に輸出されいることがわかり、いかに国内での回収力を高めていくかが課題です。

 

2.リユース市場の活性化

次に、リユース市場の活性化についてです。中古蓄電池の性能評価、取引において活用可能な精度の確保、速さを実現する劣化診断技術等が確立されていく必要があります。同時に、リユースしやすい蓄電池の要件を検討していくことが求められます。また、車載用蓄電池を定置用等の他用途にリユースしていく際の課題の整理なども実証実験等の結果から分析していく必要があります。

 

3.リサイクル基盤の構築

3つ目は、リサイクル基盤の構築です。技術開発やリサイクル施設の拠点整備を通じたリサイクル技術の開発及び、低コスト化が必要です。

リサイクル関連技術開発については、グリーンイノベーション基金事業において、リチウムイオン電池から、競争力のあるコストで、蓄電池材料として再利用可能な品質で希少金属を回収する技術の確立を支援(国費負担額:上限1,510億円)しています。リサイクル拠点の支援については、令和3年度補正予算において、「蓄電池の国内生産基盤確保のための先端生産技術導入・開発促進事業」として1,000億円が措置されています。

今後も将来を見据え、リサイクルしやすい蓄電池の検討や、基盤整備等を進めていく必要があります。

 

<参考>
事務局資料

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/chikudenchi_sustainability/pdf/002_03_00.pdf

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。