中国:太陽光パネルのリサイクル促進には「補助金」が最も効果的 政府の報奨・罰則制度を分析
【2026年5月13日 公開】
中国・蘭州理工大学などの研究グループは、使用済み太陽光パネル(PV)のリサイクル促進策について、政府・発電事業者・リサイクル事業者の3者による進化ゲーム理論を用いて分析した研究結果を発表しました。
研究では、政府による補助金(報奨)と罰則(ペナルティ)の効果を比較した結果、同じ予算を投じる場合でも、リサイクル事業者より発電事業者への補助金を手厚くした方が、リサイクルへの参加やグリーン技術導入がより早く進むことが明らかになりました。また、罰則にも一定の効果はあるものの、補助金による誘導の方が高い効果を示しました。
さらに、制度が成熟し発電事業者による回収とリサイクル事業者の技術革新が定着すると、政府は直接介入を減らし、監督や制度設計を担う役割へ移行できる可能性も示されています。
世界では2050年までに6,000万~7,800万トンの使用済み太陽光パネルが発生すると予測されており、本研究は、循環型社会の実現に向けたリサイクル制度設計のあり方に新たな知見を提供するものとして注目されています。